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ベイフォータス®とワクチンの違い 

[監修]東京医療保健大学・大学院 臨床教授 楠田 聡 先生

ベイフォータス®とワクチンとはどう違うの?

ワクチンは、体内の免疫反応を利用して抗体をつくりますが、ベイフォータス®は、あらかじめつくられた抗体を体内に投与します。

ワクチンを接種すると、体内の免疫反応を利用してリンパ球がウイルスに結合する抗体をつくります1) 。この抗体が生成されることで、ウイルスのはたらきをおさえ、発症や重症化を防ぐことができます。
一方、ベイフォータス®は、体の外でつくられた抗体を体内に投与することでウイルスのはたらきをおさえます。

 

ベイフォータス®と他の病気に対するワクチンは同時に接種できるの?

同時に接種することもできますが、詳しくは医師に相談しましょう。

ベイフォータス®は、他のワクチンとは性質が異なるため、他の予防接種の効果に影響はありません。
そのため、通常の定期接種しているワクチンのスケジュールを変更する必要はありません。
ただし、同時に注射を接種するかどうかは、医師とよく相談したうえで決めましょう。

1) 滋賀医科大学 病理学講座 疾患制御病態学部門. その3.ワクチンの作用
https://www.shiga-med.ac.jp/~hqpatho2/lecture/covid19/covid19_03.html
(2024年4月アクセス)

MAT-JP-2400129-210-05/2024